産業オートメーションのMujinが、12月2日、シリーズDの初回クローズで364億円を調達しました。内訳はエクイティ209億円(NTTグループとカタール投資庁が共同リード、三菱HCキャピタルリアルティ、Salesforce Ventures等が参加)、デット155億円(複数金融機関)です。累計調達額は596億円に達し、資金はMujinOSの拡充、デジタルツイン強化、欧米展開、人材採用に充当します。
融資はあおぞら銀行、三井住友信託、みずほ、商工中金、横浜銀行などが関与し、シンジケートで実行されます。MujinOSはロボットやAGV、保管システム、ビジョンセンサをデジタルツイン上で統合制御し、リアルタイム最適化、在庫追跡、問題の早期検知、信頼性の高い性能予測を可能にします。WESやフリートマネジメントも提供し、ティーチング不要の動作計画が特長です。
同社は欧州・北米でエンジニアリング、サービス、サポート体制を拡充し、認定SIネットワークを構築します。労働力不足と自動化需要の高まりを追い風に成長が期待される一方、ROIの可視化やセキュリティ確保が普及の鍵となります。来年予定のセカンドクローズの規模と、製品主導型への移行速度に注目が集まります。source: PR TIMES
